塾では常に、自分の目標とするところへたどり着くために何が必要かを示してもらうことができました。

　塾に入る前まで、定期テストの点数が自分の目標点になかなか達することができず、伸び悩んでいました。しかし、入塾してすぐに、知識はしっかりあるのに、ただ演習をこなすだけになっており、点数につなげるために必要なことを踏まえた学習になっていないことが課題だと指摘してもらいました。そして、課題克服のために授業中でも授業外でも、演習を行った際に間違えた問題や自分が解答に疑問を感じた問題を先生のところに持っていき、解説による疑問点の解消だけでなく、自分の課題点を洗い出し方からその課題点を改善するためにどのような学習をすればよいか教わることができました。

　不正解であったり、解答できなかった問題に対して、解答に必要な知識はきちんと身についているか確認します。もし、必要な知識が身についていない場合は本質的な理解を意識して徹底的にやり直しをします。その一方で、必要な知識は理解できているが、使い方を誤っている箇所がある場合には、その問題のやり方を理解しなおすだけでなく、自分自身が正しく使えなかった知識がどのようなことを解決できるのか改めて見直し、別のパターンの問題も合わせてやり直しを行います。こうすることで間違いを正すだけでなく、一つの知識から様々な問題への対応まで広げることができるようになり、初見の問題でも慌てずに自分の持っている知識から何を選択すればよいのか考えながら解くことができるようになりました。最初は先生に見せて指摘してもらっていましたが、徐々に自学習でも意識して進められるようになり、点数にもはっきりと表れるようになりました。

　演習を行う中で、一つの問題を解答する方法だけでなく、知識を活用することの意味を理解することができ、成果につなげることができました。そのことに気づくことができたのも、僕の持っている基礎的な知識を踏まえてどうするべきか、少人数ゼミ式で指導してもらえたおかげだと思います。