公開テストはいつも塾で習ったことを確認するうえでとても大切でした。特に中学1・2年生の時は、各教科、各単元のそこまでに学んだことについて総合的に実力を判断する試験が他になかったので、定期的に実力を測ることができた公開テストの存在は大きかったです。

　公開テストは定期テストのように習ったことを習った通りにできるかどうかの基礎力を測るような試験ではなく、習ったこと、身につけた知識をいかに応用して発展的な問題を解くことができるかを測るものだったので、単元ごとに必要となる考え方をきちんと理解できているのかを確かめることができました。だから、結果が返却されてから点数や偏差値、志望校判定だけでなく、解けなかった問題を見直し、解説を読むことで、自分がどこまで知識が身についているのか、また、身についていたとしても本当に使いこなすところまで理解できているのかを判断することができました。

　発展問題や、応用問題と言われる問題も、結局は基礎的な知識を組み合わせたり、使い方や切り口を変えて課題を解決する力が身につけば解くことができます。公開テストはそういった考え方の理解を深めるのにとても役に立ちました。