学習したことを点数につなげていくためには「必要な知識をしっかりと理解すること」と、「その知識を活用して解答できるようにすること」の二つが必要となります。

　知識を整理するためだけに時間を使ったり、高いレベルと勘違いして必要以上にマニアックな知識を追いかけても成果にはつながりません。必要となる知識はあくまで「基礎知識」のみで、高いレベルというのはその知識をいかに活用してより高度な問題を解決していくのかにあると感じています。

　一見してすぐには解答を導き出せない問題も、自分の持つ知識をいろいろな種類、いろいろな切り口で活用するための仮説を立て、検証して最終的に解答に結びつけることが重要です。解答する過程で行った試行錯誤の結果をより深めることで、さらに多くの知識を得ることができます。

　そうすることで、学習に前向きに取り組めるようになり、自分を成長させるための方法を見つけることができたということが実感できました。この『試行錯誤』こそがこれから自分が生きていくにあたってとても役に立つものであり、受験勉強を通して身につけることができて良かったと思っています。