基礎知識を深く理解し、活用する。そのための「対話による学習」。
茨木高校 合格木村 心春さん

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 定期テストでは高得点を取れていたこともあり、3年生の冬まで自分の入試問題への対応力が十分ではないことに気づけていませんでした。だからと言って3年分すべてを総復習するという点検型の学習をする時間も残っていないし、効果的でもないと思い、実戦レベルの問題演習に時間を使うことにしました。

 入試問題は、それまでの中学校の定期テストとは無関係であるはずがないのですが、定期テストレベルでは通用しない。とすれば、入試で問われているのは、「基礎知識そのものを理解しているか、その基礎知識の深い理解を元に発展させることができるのか」ということが大切なのではと考えたのです。逆に言うと、入試レベルの発展問題が解けるレベルまで、基礎知識を深く理解していなければならないということなので、問題演習をする際には、基礎知識そのものの理解と活用のしかたに重点を置いて取り組みました。

 塾では少人数ゼミ式の授業なので、クラスの友だちも同じ視点で取り組み、互いに「どのような切口で考えるのか」「その結論を導き出すにはどんな選択肢があるのか」といった思考プロセスを話しました。また、レベルの高い人は基礎知識をこんなに深く本質から理解できているのだと気づかされるのも大きな刺激になりました。先生との距離も近いので、質問できる機会が多かったですね。質問しても答えではなく、考え方や本質理解のためのヒントを教えていただきました。入試の過去問や実戦レベルの問題演習を通じて基礎知識を深く理解し、それを活用するにあたっては「対話による学習」がとても効果的だったと思います。

 塾に入ってから、とにかく自分の一歩先にいて導いてくれる人がいるという安心感から、迷わず思い切って勉強に取り組むことができました。自分から課題を打ち明けたり、先生からも指摘をしてもらう、そんな「対話」の繰り返しの中で、より強く自分の成長を感じることができました。そういう意味で「支えてくれる存在」としても塾の存在はとても大きかったです。