理解のしかた、勉強のしかたには大切なポイントがありました。
茨木高校 合格堀江 瑞希さん

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 開成に通い、成績が伸びて茨木高校に合格することができたのですが、振り返ってみて思うことがあります。塾に通うだけで成績が伸びるとは限らないし、勉強して「できる」問題を増やしても、入試で初めて見る問題が解けるとは限りません。結果を出せた背景には、特別な「やり方」があったのだと改めて思います。

 まず、ほんとうの理解のための「やり方」です。開成では問題の解き直しが大切だと教えられたので、私は復習を徹底しました。この復習は、単にもう一度解いてみるといった程度のことではなく、自分のやったことを客観的に見て、「なぜそうなるのか」「なぜそうしようと考えたのか」を徹底的に考えることでした。そうすることで、単なる暗記にとどまらない、深い理解ができるようになりました。

 また、解いた問題から何を抽出して頭に残せば次に活かせるのかを考え、一般化させるということも、理解のためにほんとうに必要なものでした。

 次に、未知の入試問題にも対応できる力を身につける「やり方」です。開成は少人数ゼミ式指導なので、授業中はみんなが先生に何回もあてられます。しかも、答えやただ知っているか知らないかを聞かれるのではなく、基礎知識をどれだけ深く理解できているかを測る質問をされます。さらには解答へのアプローチをどのように考えているのかまで聞かれたりするので、授業中は常に頭をフル回転しなければならず、すごく鍛えられました。

 こうして、有限の基礎知識を深く理解し、それを元に思考力・表現力を高める学習をくりかえすことで、無限ともいえる発展問題や、入試問題に対応できる力を身につけたことが、合格への大切なポイントだったと思います。

 私は、開成の講習を受講して入塾することに決めましたが、皆さんも冬期講習をこのような視点で受講してみると、大切なことが見つけられるのではないかと思います。