「客観的に見ること」が効率的な復習につながる
豊中高校 合格高谷 勇吹さん

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 中学2年生の夏休みに、エールに入塾することにしました。塾に通い始めるまではガチガチに縛られて勉強するのかと不安に思っていましたが、実際にはそんなことは全くなく、楽しんで塾に通うことができました。学習に楽しく取り組めるようになった理由は成果がすぐに出たことでしたが、その成果の元となったのは自分から学習に取り組めるようになる学習習慣をつけてもらえたところにあります。学習する価値を教わることができたので、学習することを面倒だとか、億劫だとか感じることなく、楽しんで取り組むことができました。

 とはいえ中学3年生になって、受験勉強が本格的にスタートした時には、これから1,2年生の学習をもう一度すべてやり直さないといけないのではと考えて、やる気がそがれたこともありました。

 でも、冷静にこれまで受けた定期テストの答案や自分の学習記録を確認し、復習は必ずしもすべてを一からやり直すのではなく、別の方法があるのだと考え、自分なりの取組みをすることにしました。

 具体的には主に夏休みに実践したのですが、新たにまた同じ問題を解くと、単純にこれまでと同じ時間が必要になるので、これまで解いた問題集やテスト、模試を取り出し客観的に見直す時間を作ることにしたのです。

 あたかも自分が先生になったかのように、この人はなぜ間違ったのか、どうして正解にたどり着けなかったのかと考えながら、自分の答案や学習記録を見るようにしました。そうすることで、問題を何度解いても得られない学習プロセスの理解ができ、知識の追加や理解の修正も効率よく進めることができました。またその効果は夏以降の学習にも役立ち、入試過去問演習でも、自分が間違った問題を客観的に分析、解決することができました。

 また、エールは生徒全員で入試に向けて努力しているという実感が持てる環境でした。一人の考え方だけでなく、何人かの解答プロセスを比較することで、一人では思い浮かばない合理的な方法にたどり着く可能性が高まります。一人の生徒ができない問題があった時、クラスのみんなで解き方を考察して、どうして解けなかったのかを検証し、次に同じ問題が出たときにはどのようにすればいいのか意見を出し合って考える時間がとれたことも大きかったです。このことも客観的にものごとを見ることの効用として役立ちました。