勉強が楽しいと思う人は、できたことではなくできるようになることを喜ぶ
大手前高校 合格太田 真斗さん

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 中学3年生の秋まで野球に打ち込んできて、受験勉強のスタートが遅くなったのですが、やるからには精一杯やってみたいと考え開成に入塾しました。

 残された時間が短く、人よりもやらないといけないことがたくさんある状況の中で、確実に成績を伸ばすために心がけたのは、何よりこれから取り組む勉強を「楽しいもの」にすることでした。問題が解けた、解けなかったという結果で、いちいち落ち込んでいる余裕もなかったからです。

 問題が解けたとしても、解けなかったとしても「どうしてそうなるのか」の謎を解き明かして、本質理解にたどり着かなくてはいけません。そして、そのやり方は必ずあって、それを見つけ出すことそのものが楽しみになり、楽しめているかどうかが理解のバロメーターの役割を果たしてくれました。また、そういう勉強をすることで「今やっていることを続けていけば必ず本当のことを知ることができる」というモチベーションが生まれて、学習意欲を維持することができましたし、何より実践で応用できる基礎知識の深い理解ができたのだと思います。

 スポーツを楽しむのも、勉強を楽しむのも、それは上手だから、できるから楽しいわけではないと思います。心底ものごとを楽しむ人は、むしろわからないことやできないことに深い関心をもって探究し、わかる、できるようになるプロセスそのものを楽しんでいるのではないでしょうか。

 開成では、授業はもちろん授業外でも、自分に最適な学習内容を提示してくれ、自学習も効率よく進めることができました。本質理解がつねに私の「楽しさ」を満たしてくれたのです。入塾当初は中堅レベルの学校でも厳しいと言われる状況から、短期間で大手前高校の文理学科合格まで導いてくれた開成には、ほんとうに感謝しています。勉強を心の底から楽しむことができました。