勉強に必要なものは「主体性」と「仲間との対話」
茨木高校 合格中村 祐貴さん

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 カリキュラムがガチガチの学習塾では、自分で学習方法を身につけられず、受験には合格するかもしれないけれども、本当の意味で将来に役立つ力はつかないのではないかと思っていました。この塾は、生徒主体の学習方法を軸に授業と自学習が一体となっていて、他の塾にはない形式だったので、「自分の役に立つ力」が身につけられそうだと思い、入塾を決めました。

 同じクラスの人たちもお互いの学習内容などを教えあって、一緒に頑張る空気がありました。学習する中でわからなかったところがあれば解説を見直して「自分で考えてみる」。それでも納得できない場合、他の生徒に「問題提起」します。わかっていそうな一人に聞くのではなく、同じクラスの複数人を巻き込んで、みんなで取組む形になります。少人数のクラス編成で、先生との対話で授業が進む形式だったから、自然と「自分で考える」という習慣が身につき、また自分だけでは気づけない切り口を学ぶこともできました。

 ぼくの学習に対するモチベーションの源泉は常に「ライバルとの比較」でした。自分より少しできる「ライバル」を設定し、結果の勝ち負けだけでなく、結果の違いを引き起こすプロセスの違いを学ぶことが、何より「自分の役に立つ力」となりました。

 授業で一人の疑問をみんなでシェアしたり、一人の理解をみんなで共有したりすることはすごくよかったです。疑問というのは、恥ずかしいことではなく、むしろ持つべき疑問というものもあります。深く理解していないのにわかったつもりになるのを防ぐ効用がありました。

 ライバルであっても仲間であるし、それぞれが主体的でありながら互いを認め合える、少人数のクラス編成で、先生や友だちとの対話で進む授業の形式はほんとうによかったと思います。