開成では毎回授業の開始時に先生から励ましのことばをもらえました。課題に取り組み、わからないことを解消するために解き直して、定着できているのかを確かめる。この繰り返しの中で実力がついていくのですが、それを一定の集中力で続けていくことは簡単ではありません。

　でも、開成の先生は授業を始める前に、今日勉強することが自分にとってどんな役に立つのか、その日頑張ることが次の自分にどうつながるのかを示してくれます。それで自然とやる気を持って取り組むことができました。

　受験勉強をしていると勉強したくないと思う日もあります。そんな時でも先生方が「頑張ることの意義」を常に示してくれたおかげで、途切れることなく必要なことをしっかりと続けることができました。

　課題を克服することができた時の喜びを知ることで「また次も頑張ろう」と思うことができます。今取り組んでいることが何につながるのか、ゴールを常に示してもらえたことが、合格につながる努力を続けられた一番の要因だと思います。