冬休みの学習について〈長い時間を活かす集中を持続する方法〉
彦根東高校 合格新井 陵介さん

特別対談_滋賀_新井さん_竹内先生3.png竹内先生 学校が休みの期間にこれまでの学習を見直しておきたいと思う人が多いと思いますが、講習期間の学習について心掛けていたことはありますか?

新井さん 講習はいつもの授業と違って一日の授業時間が長く、さらに連続して行われるので、集中力を切らさないようにメリハリを意識して取り組むようにしていました。そのために、その日やることはきちんと決める、やると決めたことは必ずその日に終わらせるようにしていました。

竹内先生 やることを決めて、行動に規則性を持たせるということですね。それによって勉強を始める時間や終える時間が決まって、行動にメリハリがつきますね。計画することはもちろん、やりきることを徹底するという意志が集中力を生むということですね。

新井さん そうです。しかも、やるべきことはなるべく短い時間で切って項目分けし、切り替えを多く設けることでメリハリをつけるようにもしました。講習では次の授業が翌日だとしても宿題はきちんと出ます。まずはその宿題をできる限り集中して短時間で終わらせるようにします。

 それに加えてその日の授業で苦戦したり、間違いが多かった問題を科目ごとにやり直す時間を設けます。この二つを毎日の予定に組み込み、徹底することでその日のことはその日に理解し、積み残さないように取り組みました。

竹内先生 なるほど。相当ハードなスケジュールになるように思いますが、それでも続けていけるようにするには工夫などありましたか?

新井さん はい。内容を詰め込みすぎないようにすることです。そのために必ず何をするべきか宿題以外の部分については今自分に足りないところを中心に先生に相談させてもらいました。先生は僕の特性を見て的確にアドバイスしてくれたので、決めた時間内でちょうどやりきることができました。

竹内先生 なぜつまずいているのかについて種類を分けて考えることはよく話しましたね。一つは知識が単純に足りない場合、もう一つは解答のために選択する知識のかけ違いがある場合、そしてなぜそうなるのかという理解にかけ違いがある場合でしたね。

新井さん そうです。種類ごとに1問にかける時間の長さが違うこと、それによって時間内で取り組むべき分量を量ることができることを教わりました。そのおかげで無理のない計画を立て、時間内に集中して取り組むことができ、成果を上げることができました。

竹内先生 集中するためには行動の仕方と、その内容が大切ということですね。これから講習を受ける生徒にとってとても参考になるお話でした。