できないことができるようになる「勉強を楽しむ秘訣」
川西緑台高校 合格天野 紗恵さん

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 開成に通い始めたのは小学校2年生のころ。友達と一緒に春・夏・冬の講習だけを受けていました。

 最初は友達と「習い事」に行くような感覚で、毎回楽しく塾に通って勉強をすることができました。そしていよいよ中学生になるときに、通常の授業も受講するようになり、本格的に「勉強」をするために通い始めました。でも、その「習い事」だった小学生の頃の講習で勉強することを楽しめたことが、今こうして高校に合格できた力になっているのだと実感しています。

 勉強を楽しむことができたひとつ目の理由は、友達の存在でした。自分一人なら立ち止まってしまったり、気を抜いてしまったりする場面で友達が一緒に勉強していてくれたことは励みなりました。お互いが負けじと意識しあって水準を高めることができたり、二人ともわからない問題を一緒に考えて、正解にたどり着くための道筋を見つけ出したり、小学生だったからこそ単純に「できないことができるようになる」という達成感をともに味わうことができたのが大きかったと思います。

 ふたつ目の理由は、先生方が常に私たち一人ひとりの状況を考えてそれぞれに合ったペースと学習内容を提示してくれたことです。毎回の授業の宿題は分量も適度で、提出しなければならない必須のものと、よく出来る人や理解の早い人のために、プラスアルファで取り組むことができる課題の両方を出してもらえたので、すぐに終わってしまったり、逆に終わらせるのに時間がかかりすぎたりということがありませんでした。

 さらに次の授業で宿題を解説する際に、もう一度習ったことを確認できるように時間をかけて教えてもらえたので、塾のペースを守っていれば導入から定着までしっかりと完結するようになっていました。自然と成果につながるように導いてもらえたので、受験勉強でも無理なく合格することができました。

 当たり前にやるべきことを、当たり前にこなす。簡単そうで一番難しいことをどうすれば実現できるのか、開成はそれを私に教えてくれました。