材料を整え、やるべきことが何かを判断する。
新宿高校 合格徳野 有紗さん

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 私が開成で学んだことは、「現状を踏まえて目標と比較し、何をどのように克服すれば成績をどこまで伸ばすことができるのか具体的に準備する」ということです。

 まずは現状を把握するために模擬試験や定期テストでできなかった問題やミスしてしまった問題を答案ベースで確認します。大雑把な単元や小問ごとの得点率でみるのではなく、何が足りなくて間違えたのか、どのような問題が自分は苦手なのかを確認して、そのために何をやり直すべきなのかまで確認します。確認するときには必ず塾の先生に相談をして、「材料から判断する方法」を指導してもらいました。

 そうすることで発見した課題について習熟度によって、授業でカバーできるところと、自分自身が時間をかけてやらなければならないところを分けておいて、時間を有効に活用できるようにします。習熟度の高いところは授業をしっかり聞くことに集中する。課題となっている部分については、授業の前にある程度自分で対策をしておいたうえで授業をしっかり聞く。そして何がわかっていなかったのか、どこまでできていてどこからができていないのかを把握して、授業後は宿題だけでなく、あらためてやり直しをするというようにしていました。この時も塾の先生が私の解答を直接見て、やり直す際の注意点や実際に取り組む問題までアドバイスしてもらえたのが大きかったです。

 開成で勉強していく中で、自分一人では気づくことができない「次に何をすればよいのか」を見つけるための材料と、そこから次にすべきことを考える方法を教わることができました。うまくいかない時にどうすればよいかがわかっていれば、思い切ってチャレンジできると思います。これからもたくさんの失敗をするかもしれません。でもその失敗から学んでその先にある夢を実現する術を学んだので、これを活かして進んでいきたいと思います。