入塾する前の私の課題は定期テストではしっかり点数がとれていましたが、入試問題のような発展的な問題に対応できていないことでした。開成では私の課題に合わせて、必要なことを計画的にこなしていけるよう、やるべきことを提示し、一つひとつ確実に身につけられるように進めてもらえました。

　はじめから入試問題に取り組むのではなく、入試問題を解くために身につけておくべき知識とその活用法を基礎レベルから見直し、次にそれらを入試レベルの問題で活用できるどうか測るために、実力テストで具体的な目標を設定し、過去の出題と照らし合わせて演習を重ねていきました。問題の難易度も自分で解ける問題と解けない問題が半分くらいの割合で、手が届くか届かないかくらいのレベルに設定されており、たとえ解けなかったとしても解くためにどの知識を使うべきなのか考え、選択できるレベルまで身につけることができました。自分の考えと比較させて解答に到達するための過程を教わることができるので、一つの演習を通して、いくつかの発展問題につなげることができました。

　こうした内容をすべてこなすとなると膨大な演習量になりましたが、期限と目標を具体的に設定し、必要なポイントにしぼって、無理なく取り組むことができるよう計画を立てるところまで指導してもらえたので、安心できました。テストの目標点数だけでなく、目標達成に必要な、具体的な演習の量まで示してもらい、加えて、毎日の学習時間まで自己管理できるようサポートしてもらえたのが良かったです。

　開成に入って目標を設定し、計画を立てて取り組む力を身につけられたので、この先自分が勉強以外の何かに挑戦する時にも役に立つ力を手に入れることができました。