「できないこと」を直視する強い気持ちとできるようにする努力
甲陽学院中学校 合格瀧本 風雅さん

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【その他合格校】洛南高等学校附属中学校、高槻中学校

 小学4年生の冬期講習から、開成で中学受験を頑張ろうと思い入塾しました。受験勉強は本当に大変なものでした。特に苦手なことをなかなか克服できず、いろいろと試行錯誤を重ねました。でも、そんなときに塾の先生がその弱点を克服するための対策として自学習での指示をしてくれたので、受験までには克服することができました。

 僕は国語が苦手で、暗記が必要となる知識と解答を記述するために必要な表現力が足りていませんでした。そこで、知識と表現力双方が必要となる、詩や歌の分野から対策をはじめ、短い文章の中で表現されている内容の解釈の仕方や、そのために必要な表現技法と豊かな語彙を学んでいく事で、少しずつ表現の仕方を学ぶことができました。

 次に記述で解答する問題を集中的に自学習課題として提示してもらい、自分で演習をしながら、模範解答と見比べるという勉強法に進みました。文章のどこを読み取って出題者が求めていることを理解すればよいのか、意図をくみ取った後自分の言葉に置き換えて出題者に伝えるためにどのような表現を用いればよいか、演習を繰り返しながら身につけられるよう取り組んでいきました。

 また、一緒に頑張る仲間の存在も大きかったです。少人数ゼミ式授業だからこそ、自分以外の人の考え方や取り組み方まで間近で見えるので、そうした刺激を受けるとともに一緒になって互いに高めあうことができたのだと思います。

 僕はどうしても引込思案で人にも自分にも自分のダメなところをさらすのは苦手でした。でも、どんどん成長していく人はみんな積極的に自分の失敗を受け止め、それを克服するためになりふり構わず先生や周りの人の力を借りて改善するための方法を見つけ出すために行動していました。そんなみんなと一緒に勉強をすることで僕もどんどん人に質問をしたり、自分が納得できない部分について一緒に考えるようになりました。

 こうして自分の課題と向き合って乗り越えることは自分の成長につながるのだということを知ることができ、将来の自分の夢や理想を実現するために必要な力を手に入れられたと思います。