「主体的な人」×「主体的な人」学びの相乗効果
宝塚北高校 合格堀川 航正さん

宝塚北高校_堀川航正3.jpg

 理系科目が得意で、そのうえ好きで将来も関わっていきたいと思い、宝塚北高校のグローバルサイエンスに行きたいと考えるようになりました。一生関わっていくのであればより高いレベルのことが学べる環境を選択したい、そう考えたからです。

 開成にはシリウスという上位生だけで編成されるクラスがあり、そこに同じ中学校の成績の優秀な生徒が多く通っていたので、しっかり対策をしてくれる塾なのだと思い入塾を決めました。

 入塾前には、シリウスは上位校を目指すコースなので、授業を聞くだけのスタイルかと思っていましたが、まったくそうではなく、生徒一人ひとりが主体的に参加する形式で、知識や解法を習うというより、それぞれ自分の考えや理解したことと関連づけさせながら知見を広げるような雰囲気がありました。

 先生は解答を教えてくれるのではなく、僕の考え方を聞き、他の生徒にもそれぞれ考え方を聞き、そのうえで解く手順や考え方のプロセスのどこに違いがあるのかを示したうえで、どのように解答を作り上げていけばよいのかを導いてくれるので、主体的な学ぶ習慣が僕の中に定着しました。

 わからない問題は、出口もないままいたずらに頭を悩ましているより、わかっている人に聞く方がいいのですが、かといって何でも人に聞くだけでは発展がありません。互いに浅い知識を伝聞し合っていてもほんとうの理解にならないからです。

 でも主体的に考え、取り組む人どうしが互いに質問したり、自分が理解したことを話したりすると驚くような発見や刺激を得ることができて有益です。わからない問題を聞くときも、問題の所在を明らかにしたいという意思をもつことであったり、結論を聞いて納得するのではなく、どのような着眼点持ったのか、どんなアプローチで結論を導いたのかといったことを探究しながらコミュニケーションを取ることが深い学びにつながり、応用力も養われるのだと実感することができました。