「基礎」と「応用」 「基礎」とは簡単な問題という意味ではない
彦根東高校 合格村田 圭祐さん

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 僕は塾での受験勉強を通じて、勉強はただ知識を得るためだけに行うのではなく、その知識をどのように活用すれば、自身の課題や、様々な問題を解決することができるのかを身につけるために行っているのだと学びました。

 はじめは何も知らない状態なので、それぞれの単元や項目についての基礎となる知識を学習していく必要があります。しかしとりあえずこなす、時間をかけるということや、丸暗記するだけでは、本当に身についたとは言えません。

 基礎というのは、単に簡単な問題ということではありません。簡単な問題演習を続けたら応用問題が解けるということでは決してないのです。基礎というのは発展応用させるためのエッセンスなので、覚えるのではなく深く理解することが重要となります。基礎学習の際に、最終的に何につながるのか、どのように活用されるのかを見据えて学習することが大切だと考えて学習してきました。

 このような基礎学習をきちんと行うことで、様々な課題解決ができるようになり、抽象化したエッセンスを元に、初めて見る問題も正しく解析し、本質をとらえ、対策を講じるという大切な思考プロセスを身につけることができました。

 夏期講習は基礎学習に最適です。これまで学習してきた各単元の本質をつかむため、どのような知識が他のどの単元とつながっていて、テストでどのように出題され、注意すべきポイントは何なのか、演習を通して定着を図り、活用できていなければなぜできていないのか、何が理解できていないのか見直す機会になります。授業中に扱われる演習や、宿題として提示される課題についてもすべてそのことを意識して取り組める内容になっており、受験合格だけでなく、その後自分が関心を持ったことについて、深く学ぶための手段を教わることができたと感じています。