効率の良い学習って、学習習慣って、こういうことだったのかな
川西緑台高校 合格内野 紗希さん

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 開成の先生が、部活していた私にしてくれたアドバイスは、「毎回授業で習ったことを、あまり時間をおかずに復習すること、そしてその一回の勉強時間は長く取らないこと」でした。それともう一つ、「そのことを習慣化させること」でした。

 復習のしかたについても、学習内容の理解だけでなく、その知識が活用できる場面や、他の内容とどのような関連性があるのかなど細かく教えてくれました。そうすると、単語や文構造がどんな機能、役割があるのか理解することができ、また公式や原理がどのように成り立ち、どのように使われるのかを知ることができ、「一般化⇔具体化」の思考を身につけることができました。

 学んだことを一般化させると、一つの事象から他のことに応用でき、難しい問題の糸口を見つけるヒントにもなるため、目的を持たないで問題演習を繰り返すだけという状態にはならず、結果的に効率のいい学習につながったのだと思います。

 習慣化については、ネガティブになりがちな私の性格を見てしてくれたアドバイスだったのかなと思います。無理のないスケジュールで適量の学習を途切れずに行うことは、「時間がないのでわからないけど覚えてしまう」といったことがないよう、じっくり取り組み、一般化できるまで理解することにつながりました。

 効率的な学習を習慣化して長期間持続させてきたことで、苦手なものを苦手な状態のままで焦りや不安を感じることはありませんでした。そして、常に目標に向かって集中した受験勉強ができたのだと思います。