「受験対策」に留まらない、将来に役立つ力
水都国際中学校 合格村井 椛恋さん

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 入塾した時は「作文」が苦手で、何をすればいいのかすらわからず、とても苦戦していました。しかし、開成の授業ではそんな私にひとつずつ「文章を書くということはどういうことか」を教えてくれました。教わった中で最も重要だったのは「まず主張をはっきりさせる」そしてその主張に「具体例を示して理由をつける」という文章構成の基本でした。このアドバイスをもらってから、文章の「軸」に何をおいて書くべきなのかが分かり、書き始める前に文章の構成を考えられるようになりました。

 そうして文章を書く「型」のようなものができてからは、より内容を充実させるために「いかにして具体的な例を挙げてわかりやすく伝えるのか」ということに取り組みました。具体例をわかりやすくすることで、読む人がより主張の内容をイメージしやすくなり、説得力を持たせる効果があるからです。どんな主張をするときにもすぐに適切な具体例を挙げることができるように、いろいろな世の中のことがらに興味を持つことが大切と考え、積極的に本を読んだり、映像作品を見たりするように心がけました。

 始めたころはあまり興味のないことに目を向けるのをめんどうに感じることもありましたが、「みんながこの話題に関心をもつのはなぜだろう」という視点で見るようにしたら、いろいろなことに目を向けることが楽しくなりました。最初は作文をうまく書くために始めたことでしたが、知識を得ることの楽しさを自分で発見した気がして、どんどんのめりこんでいきました。

 受験のために始めたことですが、将来の自分にとってとても大切なことを身につけることができたと思っています。これからもどんどんいろんなことに目を向けて、さまざまな知識を手に入れ、自分を成長させていきたいと思っています。